こんな疑問に、今回は逆の視点からお答えします。
間違った勉強方法の視点から、効率的な勉強方法を考えてみましょう。
「自分に合った過去問の使い方」を考える参考になると思います。
◎この記事を書いている人
初心者の私は、宅建に一発合格することができたサラリーマンです。私の経験をお伝えします。
初級編
①正解できずに落ち込み、モチベーションが低下する
②過去問を解く数が足りない
③正解した問題は勉強しない
④問題集の解説しか見ていない
⑤全体を理解しないまま、いきなり過去問を解く
⑥過去問を解き流すだけで反復していない
上級編
⑦ノートにまとめすぎて時間をムダにしている
⑧理解度の進み具合を確認していない
⑨わからない問題に固執しすぎる
⑩勉強時間を上手く使えない
目次
宅建に合格できない過去問の間違った使い方10選
初級編
①正解できずに落ち込み、モチベーションが低下する
過去問を解き始めたときは、慣れない専門用語、慣れない出題形式、なにもかもが難しくて大変な思いをするものです。
当然、正解することの方が少なく、「本当にこんなんで合格できるの?」って気持ちになっちゃいますよね。
私も最初はそうでした・・・
ゴールが果てしなく先にあるように思え、愕然としたのを覚えています。
でも、ここで止めちゃったら本当に終わるんです。
コツコツ、コツコツと積み重ねると、まず専門用語に慣れてきます。
そして、専門用語の壁がなくなると、後は問題の正誤の判断のみになりますから。
そうなると少し楽になりますよ。
最初にモチベーションを保ってがんばってほしい期間は、「自分の中で、専門用語が普通の用語になるまで」です。
専門用語に慣れるコツは、できるだけ毎日、数多く目にする機会を多くることです。
②過去問を解く数が足りない
昨年の過去問しか解いてなかったり、1~2回ずつ解いただけで、「点数がとれない」、「伸びない」と悩んでいませんか?
宅建試験の問題は、7割から8割が過去問の焼き回しと言われています。
過去問をたくさん解くと、問題の出題傾向が把握できたり、問題を解くことに慣れることができます。
過去問にたくさん触れる経験が、宅建の試験に有利に働きますよ。
過去問はたくさん解くことで、知識の習得とともに試験対策になるのです。
➤➤過去問は何年分?何回ずつ解いたら宅建試験に合格できるの?
③正解した問題は勉強しない
過去問を解いたときに、自信がない答えでも正解すると少し安心しますよね。
でも油断は禁物です。
正解したからといって、解説を読まずに飛ばしてすすむと、抜けている知識は埋まらないのです。
問題には必ず選択肢が4つあります。すべての選択肢の正誤を理解し、暗記していく過程が大事。
問われ方が異なったときに正解できなくなってしまいます。
④問題集の解説しか見ていない
「この問題は見たことがあるけど、正解を導き出せない」と悩んでいませんか?
その多くの原因は、知識不足です。
宅建試験は過去問の焼き回しが多いと言われています。
出題分野が限られているため、出題者もあれこれと問い方を変えてきます。
知識が不足していると、問われ方が少し変わっただけで解けなくなってしまいます。
過去問は解説を理解するだけでは、知識の量としては浅くて不十分です。
テキストで周辺知識を確認すると、徐々に正解率があがりますよ。
解く回数が増えて、周辺知識が気になったらテキストに戻って調べてみましょう。
面倒くさくて大変な作業です。
しかし、気になったら確認しておく習慣をつけることが点数アップの近道だったりします。
⑤全体を理解していない状態で、いきなり過去問を解く
宅建の基礎知識がなく、初めて挑戦する方の場合は、過去問から始めると苦労する場合があります。
私のおススメは、テキストを一読してから過去問に取りかかること。
全体を理解した中で取りかかることで、テキストと過去問の風通しも良くなり、効率よく勉強できました。
注意したいのは、最初からテキストを完璧に覚えようとしないこと。
とにかく理解だけして、どんどん先に進めましょう。
過去問を併用しながら、徐々に知識として増やしていきましょう。
もし、他の資格試験経験者や、宅建試験経験者、自信のある方など勉強の仕方を習得されている方はこの限りではありません。
⑥過去問を解き流すだけで復習していない
「過去問を何度も解いてるけど点数が伸びない」と悩んでいませんか?
過去問の答えを覚えているだけだったり、解説を少し読んでわかった気になっていることはないでしょうか?
過去問は量と質のバランスが大事。
たくさん解くことは必要な要素ですが、勉強の質が伴わなければ点数のアップにつながりにくいですよ。
過去問はただ数を解き流すのではなく、解説やテキストを使って理解・暗記をしっかりと!
上級編
⑦ノートにまとめすぎて時間をムダにしている
過去問で不足していた知識を後で確認できるように、ノートにまとめることがあると思います。
過去問は何度も解くため、最初からノートにまとめる必要はありません。
何度も解く中で、どうしても覚えられないポイントだけを抽出するようにしましょう。
ノートを作る時間がムダになってしまいます。
ノートは必要ですが、最小限にしましょう。
私の経験で役に立ったおススメの方法は、過去問題集に書き込みをして、第2のテキストとして活用することです。
⑧理解度の進み具合を確認していない
過去問を何度くり返しても、同じ間違いを続けていては、勉強が進んでいるとはいえません。
宅建の問題には4つの選択肢があり、選択肢ごとに正誤を判断できるように勉強していく必要があります。
過去問をくり返す中で理解度と進み具合を確認していかなければ、同じことを何度も行う非効率な勉強になりますよね。
しかし、問題や選択肢の数は膨大で、ひとつひとつの理解度を頭で把握することは難しい。
そこで、各問題、さらには4つの選択肢にも理解度を記号で書き込む方法がおススメです。
私は、「〇」、「△」、「×」の記号で自分の理解度を書き残すことにしていました。
理解が不足している「△」、「×」の問題や選択肢を中心に勉強をすすめるだけ。
時には「〇」の問題にも目を通して、記憶を深く刻みましょう。
人は思い出そうと考えるときに、記憶に残りやすいらしいです。
⑨わからない問題に固執しすぎる
わからないところは、調べてすぐに解決することが大切。
しかし、わからない問題に時間をかけすぎるのも考えものです。
時間は限られています。
わからないところに固執せず、その時間はほかの知識の習得に使いましょう。
⑩時間を上手く使えない
みなさんは普段から仕事や家事で忙しく、勉強時間を確保することに苦労されていることと思います。
私も、いかに時間を作るかを考えながら勉強していました。
その中でも、過去問は1問ずつ区切ってできる勉強です。それは、短時間でできる学習。
普段の生活の中にある、スキマ時間をフル活用することで、効率的かつ積み上げ式の勉強ができますよ。
スキマ時間はいつなのかを考える。パッと出して、パッと解く習慣を身につける。
スキマ時間を制して、宅建試験を制しましょう。
まとめ
宅建に合格できない人の、間違った過去問の使い方について
結論・・・
- 正解できずに落ち込み、モチベーション低下
- 過去問を解く数が足りない
- 正解した問題は勉強しない
- 問題集の解説しか見ていない
- 全体を理解していない状態で、いきなり過去問を解く
- 過去問を解き流すだけで復習していない
- ノートにまとめすぎて時間をムダにしている
- 理解度の進み具合を確認していない
- わからない問題に固執しすぎる
- 時間を上手く使えない
以上です。
勉強方法は人それぞれです。
「自分に合った過去問の使い方」を考える参考になれば幸いです。