宅建の勉強はいつから始めたらいいのか?それは始めたいと思って動いたときです。
しかし、多くの方は、きっかけがないとなかなかスタートに踏み切れないものです。
それは、勉強を始めることによって、普段の生活に大きな変化を伴うからです。
人は、変化に対して抵抗感があるものです。
また、初めてはみたものの、間に合わないかも!という不安に悩んでいる人もいると思います。そこで・・・
1日にどのくらい勉強時間が必要なの?
始める時期の目安はないかな?
こんな疑問を解消したいと思います。
これから始めたい方は、スタートする時期の参考に、すでに勉強している方は、ペース配分を考える機会になればと思います。
◎この記事を書いている人
初心者で素人、畑違いのサラリーマンだった私は、宅建の試験に一発合格することができました。
私自身、何も考えずに、とりあえず半年前から始めました。
勉強が軌道に乗るまでは、ペース配分がわからずに不安でした。
そのときの経験から、宅建勉強を開始する時期を考える方法を紹介していきます。
➤➤働きながら宅建に合格できた成功法則【半年で一発合格できた理由】
目次
宅建合格に必要な総勉強時間は?
宅建合格に必要な総勉強時間は、平均300時間
宅建合格に必要な総勉強時間は、平均300時間と言われています。
経験談や様々な情報を調べると、100時間~500時間と幅広く紹介されています。
仕事として宅建業務に携わっている人、宅建試験を2回目以上受ける人、初めて受験する人など、事情は様々です。
私の経験から、初心者の場合は、300時間以上は確保したいところです。
宅建の勉強を開始する時期を決める2つの計算方法
宅建勉強をいつから開始したらいいのか?次の2つの方法で考えます。
- 勉強を開始したい時期から考える
- 一日に確保できる勉強時間から考える
まずは、試験までどのくらいの期間があるかを把握しておきましょう。
試験は例年、10月第3週の日曜日に実施されます。
(2020年はコロナの影響で、10月と12月の2回に分けて実施予定)
勉強開始時期 | 残り期間 |
3月 | 7ケ月 |
4月 | 6ケ月 |
5月 | 5ケ月 |
6月 | 4ケ月 |
7月 | 3ケ月 |
8月 | 2ケ月 |
9月 | 1ケ月 |
10月 | 試験月 |
勉強を開始する時期から考える
勉強の開始時期から、一日の勉強時間を計算する
勉強を開始したい時期から、一日に必要な勉強時間を考えてみます。
300時間の勉強時間を確保する前提で考えます。
開始 時期 | 6月に開始したい場合 試験日まで残り期間4ケ月 |
条件 | 平日2日、休日5日、1ケ月4週間で計算 必要な総勉強時間は300時間 |
計算 | 300時間 ÷ 4ケ月 = 1ケ月で75時間 75時間 ÷ 4週間 = 1週間で19時間 |
結果 | 1日の勉強時間は、平日は2時間、休日は4.5時間必要 |
開始したい時期で計算した勉強時間が確保できるかを考えて、時期を早めるか、遅くても間に合うのかを再検討しましょう。
➤➤【宅建勉強】初心者が3~4ケ月は点数が伸びない理由と解決策3つ
開始時期から考えた、一日の勉強時間の目安表
総勉強時間を300時間として、3月~8月に開始する場合、一日の勉強時間の目安を表にまとめてみました。
開始 時期 (残り 期間) | 1月で 必要な 勉強 時間 | 1週で 必要な 勉強 時間 | 1日に 必要な 勉強 時間 |
3月 (7ケ月) | 43 時間 | 11 時間 | 平日 1時間 休日 3時間 |
4月 (6ケ月) | 50 時間 | 12.5 時間 | 平日 1時間 休日 4時間 |
5月 (5ケ月) | 60 時間 | 15 時間 | 平日 1.5時間 休日 4時間 |
6月 (4ケ月) | 75 時間 | 19 時間 | 平日 2時間 休日 4.5時間 |
7月 (3ケ月) | 100 時間 | 25 時間 | 平日 3時間 休日 5時間 |
8月 (2ケ月) | 150 時間 | 37.5 時間 | 平日 4時間 休日 9時間 |
この表を参考にすると、いつから始めたら、毎日どのくらいの勉強時間が必要かがわかってきます。
また、すでに始めている人も、今後のペース配分の参考になります。
一日に確保できる勉強時間から考える
今の生活の中で、自分が確保できる一日の勉強時間を考える
今の生活の中で、自分が確保できる一日の勉強時間を考えてみましょう。
平日に机に向かえる時間とスキマ時間はどのくらいか?
休日にどのくらい時間が確保できるのか?
経験上、平日は勉強時間の確保が難しかったです。
日々の仕事の疲れで、まとまった時間を確保することができませんでした。
余裕のある時間設定をしましょう。
最初から今のスキマ時間のすべてを勉強時間に設定するべきではありません。
人生何が起きるかわからないからです。
電車通勤が車通勤に変わるかもしれません。
急な部署異動で、生活のリズムが変わるかもしれません。
確実に計算できるスキマ時間を考えましょう。
一日に確保できる勉強時間から、宅建の勉強を開始する時期を計算する
予備時間も考慮して、4週間で1ケ月分の勉強時間として計算しましょう。
勉強 時間 | 平日 1.5時間、休日 4時間 |
条件 | 平日5日、休日2日、4週間で1ケ月分の勉強時間とする 必要な総勉強時間は300時間 |
計算 | 平日5日×1.5時間 + 休日2日×4時間 = 1週間で15時間 15時間 × 4週間 = 1ケ月で60時間 300時間 ÷ 60時間 = 5ケ月必要 |
結果 | 5ケ月前の、5月が勉強を開始する目安 |
一日の勉強時間から考えた、開始時期の目安表
総勉強時間を300時間として、一日の勉強時間から、宅建の勉強を開始する時期の目安を表にまとめてみました。
1日の 勉強 時間 | 1週で 必要な 勉強 時間 | 1月で 必要な 勉強 時間 | 300 時間 までの 月数 | 開始 時期の 目安 |
平日 1時間 休日 3時間 | 11 時間 | 44 時間 | 7ケ月 | 7ケ月前 (3月開始) |
平日 1時間 休日 4時間 | 12.5 時間 | 50 時間 | 6ケ月 | 6ケ月前 (4月開始) |
平日 1.5時間 休日 4時間 | 15 時間 | 60 時間 | 5ケ月 | 5ケ月前 (5月開始) |
平日 2時間 休日 4.5時間 | 19 時間 | 75 時間 | 4ケ月 | 4ケ月前 (6月開始) |
平日 3時間 休日 5時間 | 25 時間 | 100 時間 | 3ケ月 | 3ケ月前 (7月開始) |
この表を参考にしたら、自分の勉強ペースに合わせた開始時期がわかります。
勉強のペースは、人それぞれです。
早く始めて、余裕のあるスケジュールで勉強するもよし。
短期集中型で、直前まで一気に駆け抜けるもよし。
いずれにしても、目安があれば計画が立てやすくなります。
➤➤初心者の宅建勉強の開始時期は、春からがおススメな理由3つ
勉強時間に影響を与えるもの
勉強時間に影響を与えるものは以下の3つです。
- 季節
- 勉強の方法
- 自分の情熱
季節
10月の試験にむけて、最も頑張るべき時期に、梅雨~夏がきます。
勉強する場所の検討や、空調などの暑さ対策。体調をくずさないように注意が必要です。
勉強の方法
1人で勉強を行う機会が多いと、どうしても継続に支障がでてきます。
SNSなどを使って、モチベーションを継続できる環境を作りましょう。
自分の情熱
誰もが最初は意欲的に取り組むことができますが、最後まで同じモチベーションで勉強できる方は稀でしょう。
必ず一度は、失速する時期がきます。
そのまま止めてしまうのか、もう一度奮い立たせることができるのかが、合格のカギとなるでしょう。
大切なこと
開始した後は、スケジュール管理が大切になります。目的のない勉強は、地図のない道を歩いているのと同じです。
無理のない範囲で、短期・長期のゴールを決めて取り組みましょう。
そして、予備日を作ることや、余裕のある計画を立てましょう。
疲れた体や頭では、勉強効率はかえって下がります。
休む時は休んで、勉強に最適な体調で臨みましょう。
➤➤【宅建合格】勉強時間と勉強内容のスケジュール管理で決まる!
※今回の計算はあくまで目安です。個人によって、必要な総勉強時間は異なります。
また、実際は、計画通りに勉強が進まない可能性もあります。
余裕をもったスケジュールを立てましょう。
みなさまの、宅建勉強の開始時期を考えるきっかけになればと思います。